ごった煮メモ

オタクのひとりごとです。

「だんだらごはん」を私なりに紹介する

 

きっかけは、pixivコミックで表示された一枚のイラストでした。

 

誰だ……誰なんだ……この超絶可愛い子は!!!!!

 

青みがかった黒髪の男の子に一目ぼれし、画像をクリック。…ふむふむ。新撰組×ごはんものの漫画かぁ。柔らかい色使いで素敵なイラストだなぁ。絵柄もとっても好み。何よりこの青い子が可愛い。めっちゃかわいい。(ここ重要)よしよし読んでみよう。

そんな不純すぎる動機で、新撰組の知識はほぼゼロ(池田屋事件ってなーに?のレベルでした…)、高校の日本史のテスト晩年30点の私がだんだらごはんを読み始めました。

 

結果。私でもちゃんと内容を理解できました!!!わー!!!

恐らく、「料理」と「山口一という一人の悩める若者の心情」がクローズアップされていたからサクサク読めたんじゃないかな、と思ってます。

だから、歴史全く分からないよ~~~><っていうyouも絶対読めるし楽しめるよ!私が保証する!!(経験者は語るというやつです)

江戸料理は作品の中で丁寧に解説されてますし、登場人物の俺は京に行って武士になるんだ!という意地が、一体どういった感情から来るものなのか、作中で分かりやすくかみ砕いてもらってます。だから、どこかで詰まることなくするする読めます。ほんとです。

 

ここで、山口一さんとその相棒(?)の沖田宗次郎くんの紹介をします。

山口一さんは「だんだらごはん」の主人公です。テンションは常時低めで、ほとんど笑顔を見せません。だけど、言動や行動の節々から育ちが良く、真面目な性格がうかがえる青年です。食の好みに関しては、「熱いものは熱いうちに」な江戸っ子。それに、彼の感性がかなり一般人寄りなので、読者にとって共感しやすい子だなぁ、この子が主人公で良かったなぁ、と私は思っています。

そんな彼は、武士の家に生まれたものの、次男なので家督を継げず、家族から必要とされなかったことにかなり根深いコンプレックスを抱いています。土方さんからはその誠実さは認められながらも、「自分の事しか考えていない子供」と評されており…。

剣の腕は、沖田くんには「対等」と評されていますが、はじめさん自身は「ボコボコに負けた」と言っているので、実際どうなんだろう…?今後に期待。

 

そして、相棒(?)の沖田宗次郎くん。私が例のイラストで一目惚れした子です。かわいい。本当かわいい。基本的に人懐っこく、よく笑い、朗らかでおおらか、大ざっぱで雑な性格の青年。甘いものが大好きで猫舌です。

はじめさんの誠実な性格がお気に召しているのか、ことあるごとに声をかけ引っ張りまわしています。無邪気な子供のようなゴーイングマイウェイな性格ではあるけれど、土方さんを「土方さんも子供っぽいところがある」と評したり、はじめさんを自分の事しか考えていないと厳しく評する土方さんに「手厳しい」と言いながらも否定はしなかったりと、どことなく思慮深い部分も併せ持ってる様子。

 

ここでざっと1話のストーリー説明。(pixivコミックでも読めるし、単行本でも読めるから是非読んでね!)

 

主人公の山口一さんは、性格も食の好みも正反対の沖田くんのことを苦手に感じ避けようとしますが、沖田くんは同年代で実力のある子と出逢えたことがすごく嬉しかったらしく、気にせずぐいぐい話しかけに行きます。
そんなある日、沖田くんの剣の先生である近藤勇さんが、ある事情から心を病み、食事をあまりとらなくなってしまいます。その「ある事情」を沖田くんから聞き、自分と重なるものを感じたはじめさんは、沖田くんと共に近藤さんのお見舞いに行くことになり……。

 

とまぁ、こんな感じです。

 

上にも書いたように、はじめさんは辛党熱いものOK、沖田くんは甘党猫舌…といった風に食の好みに始まり、性格もまるで正反対です。

私が特に正反対で面白いなーと思ったのは、二人の軸になっている思想です。

はじめさんは「役立たずの次男坊から抜け出したい。そのために浪士組(新選組の前身)の肩書を得る」という自分を軸にした願いを持っています。本人も本編で「人の幸せを願ったことなんか一度もない」と語ってます。近藤さんのお見舞いに行くのも、「身分に振り回されてままならない近藤さんに同情することで、自分も救われようとしているだけ」と考えており…。うーん、このあたりの感情はすごく私に突き刺さるものがある…。同情ってエゴだものねぇ。すごく分かるよ。

ところが沖田くんは、「先生(近藤さん)がこれ以上悲しむようなことはしませんよ」「僕はただ先生に幸せになってほしいだけですから…」という、自分ではない他の誰かの幸せが思想の軸になっています。本編を読んでいても、沖田くん自身のなりたいもの、理想の姿みたいなものは一切出てきません。(…で、出てきてないよね?出てきてたら早急に教えてね…!)

自分の幸せしか考えられないはじめさん。他人の幸せしか考えられない沖田くん。

二人の考えを正しいとか間違っているとかで判断するつもりは毛頭ありません。人の考えなんて、視点を変えればいくらでも批評できますしね。ただ、私はなんていうか、すごく「愛おしい」と思いました。不完全で未熟で、まだ何も知らなくて。肯定も否定もせず、本編での行く末を見守っていきたいです。

そんな二人が出逢って、この先どんなことを経験して、どんな風に変わっていくのかはたまた変わらないままなのか、どんな終わりに辿り着くのか。1話の冒頭のシーンにどうやって繋がるのか。それがすごく気になりません???私は気になる。

 

だんだらごはんは人物はもちろん、ごはんや衣服や背景の一つ一つが細やかに丁寧に描かれているから、読み進めるうちに自然と意識が漫画の世界に引き込まれていく。溺れる、なんて重たい響きのものじゃなくて、静かに意識が溶けて一つになっていくような感覚。それがとても好きで、私は何度も何度も単行本を読み返してます。だんだらごはんの単行本が大判サイズで本当に良かったなぁ。欲を言えばカラーページはカラーページのまま単行本に収録してほしい。先生の色彩マジックを単行本でじっくり堪能したいよーーー!!!編集部さんお願いします。またお手紙出そうっと。

 

 

ここからちょっと脱線しますね。

ドラマCDやアニメにもなってほしいし、もっともっとグッズ化してほしいし設定資料集とか画集とか出してほしい。切実だよ本当!!!!お金払わせてください!!!!私の行き場のないこのパッションを是非お金に還元させてください!!!!

 

…だけど一番の願いは、作品が打ち切りにならずに、先生の望む最後まで描き切ってもらうことなのですよ。先生もブログで仰っていたけれど、web漫画がどこまで続けられるかは読者の反響次第なんだそうな。漫画で食べていくって物凄くシビアなんですね…。なのでお金払わせてください以下略

という訳で、だんだらごはんを読んで、お話の続きが気になるなぁと少しでも感じた方は、1話ごとに忘れずにいいねボタン押してください。webで読んだからってケチらずに単行本買ってください。その後感想の手紙やメッセージを(なるべく)送ってください。もちろん自分の出来る範囲で良いんで。

いくら応援していても、私一人の力だけじゃ限界があるんだ…!!!別に、それをしない人はファンじゃない!!!とお説教するつもりはありませんよ…!そんな苦しい世界は嫌だ。

だけど、娯楽はビジネスの一環だから、需要が少ないと判断されたらあっさり消えてしまう可能性は大いにあり得るということを、諸君はしっかりと胸に刻み込んでおいてほしい。

web漫画って、pixivコミックだけでも本当沢山あるじゃん…???これからどんどん新しい作品が掲載されていくのだろうし、人気はその時々によってどんどん推移していく。おまけにpixivコミック以外のweb漫画も沢山ある。結構本気でサバイバル状態だと思ってます。

 

お金お金言ってて誤解されていると嫌なので今ここで言っておきますが、お金が全てだとは思っておりませんよ…!やっぱり社会人と学生じゃお金を使える幅が圧倒的に違うし、お金はある程度あっても、それぞれの事情で自由に動かせない場合もあります。

ただ、単行本を購入して作品にお金を落としたり、いいねボタンで評価したりすることは、編集部さんに作品の需要を理解してもらうための数少ない手段の一つだ、と私は思っています。もちろん、応援の手紙やプレゼントもしかり。

だからファンの人には、自分のできる範囲で良いから作品を応援してほしい。一緒にのんびり応援していこうぜ。

 

 

…途中からだいぶ話が逸れてしまいましたね!もう紹介でも何でも無くなってる。最後の方とかもうただの販促やんけ。

だけど、ずっと書きたかったことを大体文字に出来たので、すごく満足してます。本当に大好きな作品だから、是非また何か書きたいなぁ~。それに、誰かの考察や感想をものすごく読みたい。誰か書いたら私に教えるんだぞ、マッハで見に行くから。

ちなみに、私が沖田くんに一目ぼれするきっかけとなったイラストは、単行本1巻の購入特典としてイラストカードになりました。机に飾ってあります。うふふふふ。作品を知るきっかけとなったイラストだったので、何だかとっても感慨深いです。

 

では、そろそろ終わろうと思います。ここまで読んでくれてありがとう!